今日のメッセージ 『神は真の礼拝者を求めておられる』 2025年11月23日

 牧師 高橋勝義

〔民数記28章1~31節〕

 神は、ささげ物について、朝夕のささげ物、安息日のささげ物、月初め新月のささげ物、過越りのささげ物、初穂の日(七週の祭り)のささげ物を行うようにモーセをとおして民に命じられました。これらの命令はすでに与えられていたものですが、この時にはカレブとヨシュアのほかにはだれも生きておらず、神は世代交代で新たにされた民に語られたのです。

 約束の地に入った民の生活の中心は、神を礼拝することであり、これが神の民の大切な歩みであると示されたのです。「わたしはあなたがたの神、主であるからだ。あなたがたは自分の身を聖別して、聖なる者とならなければならない。わたしが聖だからである。(レビ11:44)」と語られているとおりです。

 パウロは、「あなたがたのからだを、神に喜ばれる、聖なる生きたささげ物として献げなさい。それこそ、あなたがたにふさわしい礼拝です。(ローマ12:1)」と語りました。そして、「この世と調子を合わせてはいけません。むしろ、心を新たにすることで、自分を変えていただきなさい。そうすれば、神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神に喜ばれ、完全であるのかを見分けるようになります。(ローマ12:2)」と促しています。

 私たちの生きている現代社会は、様々な情報が大量に満ち溢れています。みことばから目を外してしまうと、それらに翻弄され、神の子どもとしての歩みを見失ってしまいます。このような時代だからこそ、神は、ご自身を心から礼拝する者を求めておられるのです。

 それゆえ、イエス様は、「神は霊ですから、神を礼拝する人は、御霊と真理によって礼拝しなければなりません(ヨハネ4:24)」と語るのです。